公益財団法人 宮城県結核予防会

事業内容
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事業内容

事業内容

当法人は昭和15年に財団法人結核予防会(現在の公益財団法人結核予防会)の宮城県支部として設立されて以来、結核予防会本部や保健所、行政機関等との連携のもとに結核予防に関する事業を展開してきました。結核は、これまで国を挙げて行われた対策の結果、戦後間もなくは年間10数万人であった死亡者が平成28年には1,889人に減少し、蔓延状況は大幅に改善されました。しかし、患者の発生はいまだに年間17,000人を超え、依然としてわが国最大の感染症です。さらに、近年における国際交流の進展とともに、国際空港を擁する宮城県では高蔓延国の多いアジア諸国からの結核の侵入に対しての対策を講ずることは喫緊の課題でもあります。当法人は国の結核対策を宮城県内で民間の立場から推進する唯一の機関であり、宮城県民の保健福祉の向上を図ることを事業目的としています。

Ⅰ.健診事業

1.巡回健診事業

宮城県内の市町村、学校、事業所等において次のような巡回健診を実施しています。

結核検診 毎年県内の市町村、学校、事業所、更には福祉施設等において、住民や学生、生徒、従業員、高齢者等に対して胸部X線撮影を行っています。
肺がん検診 胸部X線写真の活用とともに、喀痰細胞診を実施しております。また、CT検診車による低線量肺がんCT検診も行っています。
生活習慣病健診 生活習慣病の健康診断、予防、治療、調査、研究、その他関連事業を実施しています。
予防接種 結核の撲滅のためのBCG接種やインフルエンザ、その他の予防接種を行っています。

2.施設健診事業

診療所における各種健診・診療の実施 「健康相談所興生館」と「複十字健診センター」での各種健診や外来診療を行っています。
結核等に関する相談 結核の専門医を有する特性を活かし、面談、電話、FAX、電子メール等で相談事業を行っています。
保健指導の実施 住民健診・職域健診の結果をもとに、所属の医師・保健師・栄養士等による保健指導・栄養指導・運動指導を行っています。

3.精度管理

当法人では、健診の質をより一層向上させることを目的として、精度管理に取り組んでいます。

(1)臨床検査精度管理調査の実施 日本医師会及び日本臨床衛生検査技師会の精度管理調査に参加し、当法人で実施している検査項目につき高い評価を得ています。
(2)胸部画像精度管理の実施 胸部X線画像に関して急速にデジタル化が進行しているなか、公益財団法人結核予防会結核研究所にて開催される画像精度管理研究会に診療放射線技師を派遣しています。
(3)各種講習会・研修会等の受講 毎年職員に対し、公益財団法人結核予防会はじめ行政機関等の講習会・研修会等を受講させ、知識や技能の向上を図っています。
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Ⅱ.調査研究事業

1.結核及びそれに関連する胸部疾患調査研究
2.生活習慣病関連調査研究
3.情報提供

Ⅲ.普及教育広報事業

1. 普及教育啓発活動
(1) 複十字シール運動の推進 街頭キャンペーン
①全国一斉複十字シール運動キャンペーン・リーフレット等の普及啓発資材の配布
②機関誌「複十字」及び、当法人広報誌「よぼう」の配布による疾病の予防や健康管理に重点を置いた1次予防思想の普及
(2) 結核予防週間における県内の学校、保健所、市町村、医療機関、事業所等に対する結核に関する書籍、ポスターやパンフレットなど普及啓発資材の配布・掲示
(3) ホームページやラジオ放送等による普及啓発
(4) 当法人の医師等による講演会の実施
(5) 当法人主催による「健康まつり」での健康講話や無料健康相談の開催
(6) 県内市町村で開催される「健康まつり」での無料肺年齢測定の実施、パネルやチラシによる啓発活動
2.宮婦連健康を守る母の会との
連携・協力 街頭キャンペーン
・宮婦連健康を守る母の会
宮婦連健康を守る母の会と連携・協力し、毎年複十字シール運動を展開しており、特に結核予防週間には街頭キャンペーンを実施するほか、宮城県知事に対し結核の現状や予防と撲滅に向けての活動を説明し、運動への協力依頼を行っています。また、当法人では宮婦連大会へのスタッフ派遣協力を行うほか、毎年宮婦連の県内ブロックごとに開催される研修会に講師として医師・保健師等を派遣するなど、結核及び生活習慣病予防の普及教育啓発を宮婦連健康を守る母の会と一体となって行っています。
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