HOME > 結核とは

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○長さは2〜4ミクロン、幅は0.3〜0.6ミクロンです。(1ミクロン=1000分の1ミリ) ○やや湾曲した棒状の菌で、細胞膜は脂質に富み、 酸やアルカリには強いので すが、紫外線には弱く、日光中の紫外線には容易に殺菌されてしまいます。 ○抗酸菌群に属します・至適発育温度は37℃、至適PHは6.4〜7です。・少量の CO2存在下で発育が促進されます。 ○分裂時間は10〜15時間です。 |
![]() 肺胞中結核菌(Mtuberculosis) |
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●結核の感染はほぼ100%が吸入感染によるものです。 ●吸入感染には飛沫感染と、塵埃感染が含まれます。 飛沫感染とは 結核患者がセキやくしゃみをした時、会話をした時などのしぶきの中に含まれる結核菌が空気中に放出されることにより飛沫核(結核菌を包む粘液の水分が失われ結核菌が裸の状態になる)となり、空気中に飛散した時に、これを周囲の人が吸い込みます。吸い込まれた結核菌はのどにひっかかったり、鼻にひっかかったりして簡単には体の中に取り込まれませんが、この結核菌が肺の奥まで届き、肺胞に定着すると感染が成立します。肺への感染の大部分は気道からの感染によります。 塵埃感染とは 地面に落ちた飛沫核などが、ゴミやほこりと一緒に空気中へ舞い上がったときにこれを吸い込むことで感染します。 しかし塵埃感染の頻度はごくまれで、吸入感染のほとんどは飛沫感染によるものです。 ■結核の初期感染■ 結核菌の感染が成立したからといって、必ずしも発病につながるとは限りません。肺の奥に達した結核菌は私たちの生体内にあるマクロファージによって処理されますが、それでも処理しきれなかった結核菌は肺の中で増殖・分裂します。マクロファージはこれを止めようとさらに結核菌と戦います。その結果として私たちの体には発熱や軽い肺炎症状、リンパ節の腫れなど現れますが、たいていは気づかれません。これらの反応は、菌の吸入後1〜2ヶ月の間で起こりやすいとされています。この時肺の中では、結核菌が肺に定着した時に作られる初感染発病巣と、結核菌が肺門部のリンパ節へ運ばれ病変を作った初期変化群リンパ節巣が作られます。これらを初期変化群と呼びます。これが結核菌による「初期感染」です。しかし、ある程度の抵抗力がある人間ではそのうち結核菌に対する防御機構、すなわち免疫をつくります。この場合、肺の中の病変は初期変化群のみで治癒し、これ以降の進展はありません。しかし、この時結核菌は肺の中で押さえ込まれた状態で生き続け、冬眠状態に入ります。そして様々な要因で体の免疫力が低下した時、再び活動しだします。 ■結核の発病■ ではどのような場合に発病は起こるのでしょうか?一般的に結核を発病するのは、結核菌感染者の約10〜20%といわれています。例えば体の免疫力が低下している時に、大量の菌を吸い込み、初期感染の時点で菌の増殖が著しい場合には症状が進展し、結核を発病することがあります。これを「初感染(一次)結核症」といいます。 もう一つは初期変化群治癒後の再燃による「慢性(二次または成人型)結核」があげられます。前に述べたように、初期変化群の治癒後も結核菌は肺の中で生き続け、何らかの要因で免疫力が低下した時に再び活動しだします。このような発病は感染後2年以内(感染後1年以内で約60%)で起こりやすいといわれていますが、長い場合は20年〜30年後に発病するケースもあります。現在高齢者に多く見られ、要因として大正から昭和初期における結核蔓延時の感染が何十年も経た今、再燃したものと考えられます。 |
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塗抹検査での結核菌の有無によって、通常2〜3種類を約6〜9ヶ月間服用します。毎日きちんと飲み続けることが大切です。 ●治療に用いられる主な抗結核薬
気になる症状が現れたときにはすぐにかかりつけの医師に相談しましょう。 ■結核治療における継続的服薬の意義■ 結核の治療が始まると、複数の抗結核薬を最低6ヶ月間、継続的に服薬します。これは病巣内の結核菌を確実に殺菌し、増殖を抑え、再発を防ぐためです。 薬を飲み始めて1ヶ月ほど経つと、セキや微熱などの症状は治まります。しかしこの時点では菌の力が弱まっただけで、結核菌が体の中から完全に消え去ったわけではありません。ここで服用をやめたり、飲み方がおろそかになったりすると、体の中に残っている結核菌は再び働きだし、今度は薬に負けないような強い菌を作ります。その結果、それまで服用していた薬が効かなくなります。これを、「耐性」といいます。このような耐性ができると、治療が大変困難になります。したがって、規則正しい服薬は結核治療においての重要なキーポイントになります。 |
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■耐性のメカニズム■ 耐性菌とは、薬物に対し抵抗性を持ち、薬物が効かなくなった菌をいいます。 耐性ができる機構には、薬物が体内中で処理される段階で必要な物質を認識している遺伝子が何らかの原因により突然変異を起こすことが関与しています。この突然変異の原因となる遺伝子は、抗結核薬についても明らかになっています。このように、薬剤を投与しても生き残ることができる耐性菌の割合は結核菌1億個に対し1個のRFP耐性菌、100個のINH/SM/EB耐性菌が存在するとされています。 結核の治療では基本的に1種類のみの抗結核薬を用いた治療はしません。(化学予防*を除く)1種類の薬に対し生き残った耐性菌は、さらに増殖を始め症状を悪化させることから、数種類の抗結核薬を組み合わせた治療を行います。その結果耐性菌を阻止し、より安全な治療を行うことができます。 化学予防:結核の初期感染で発病リスクが高い場合や、免疫低下により結核を起こす可能性のある疾病を持つ場合など、INHを投与し結核の発病を阻止する。 |
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■肺以外の結核■ 結核のほとんどは肺の中に病変を作る肺結核です。しかし極めてまれな場合で肺以外にも病変を作ることがあります。これが「肺外結核」です。多量の結核菌が血流中に入ることによりおこる粟粒結核、結核菌がリンパ管を通って病変を作るリンパ節結核、多量の菌を含む喀痰を飲み込み消化管を通って感染する腸結核など、全身のいろいろな臓器に転移します。肺外結核で最も多いのは、胸膜炎・リンパ節結核、次いで骨・関節、腎結核が多いとされています。 ●主な肺外結核
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■結核とHIVのつながり■ 「HIV(Human Immunodeficiency Virus)ヒト免疫不全ウイルス」は、人間のあらゆる免疫機能を低下させ、AIDSを発症させる原因となるウイルスです。実際HIVに感染してもすぐにAIDSを発症することはありません。HIV感染で体の免疫機能が低下し、日和見感染など引き起こすことによってAIDS発症と判断されます。結核もこの日和見感染症の一つで、中でも既に結核感染している人がHIVに感染した場合、結核を発病する可能性はより高くなるとされています。理由として、結核感染と深く関わる免疫がHIV感染により影響を受け免疫が低下し、これが結核発病につながると考えられます。結核はAIDS死因につながる大きな要因の一つであり、このHIV+結核感染患者の90%が発展途上国であるといわれています。 日和見感染:通常、健康な人なら感染を起こさない常在菌や細菌およびウイルスでも、免疫が低下している人や高齢者など抵抗力が低下している人は容易に感染を起こし病気を引き起こすことがある。(MRSA:カンジタ・カリニ肺炎・単純ヘルペスなど) |
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(財)結核予防会結核研究所 http://www.jata.or.jp/
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