接種不適当者・接種要注意者とは?


接種不適当者
 接種不適当者とは、以下の理由により接種を受けることが適当でないため、接種が行えない人をいいます。
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明らかな発熱を呈している者
重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな者
急性灰白髄炎(ポリオ)、麻疹及び風疹にあたっては、妊娠していることが明らかな者
その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者

明らかな発熱を呈している者とは・・・?

 明らかな発熱とは
通常37.5℃以上をあらわします。

重篤な急性疾患とは・・・?
 急性疾患にかかっている場合、重篤と判断される場合は病気の程度の状況によりますが、接種を行うことはできません。ただし、軽症と判断される場合には接種を行うことができます。

アナフィラキシーとは・・・?
 急激なアレルギー反応により短時間のうちにショックに似た症状(じんましん・呼吸困難・低血圧・口腔や咽頭粘膜のはれなど)を起こすものをアナフィラキシー症状といい、主にアレルギー体質で起こりやすいとされています。

妊娠中のワクチン接種について
 一般に生ワクチンは胎児への影響を考慮し原則として行いません。海外渡航などやむを得ない場合は医師との相談の上妊娠3ヶ月以後に接種します。風疹ワクチンに関しては絶対に妊娠していない時を選んで接種し、
接種後2ヶ月は避妊が必要です。また不活化ワクチン、トキソイドの接種は、胎児に影響を与えるとは考えられていませんが、全体的に安全性が確認されてないものが多いので妊娠中の予防接種はなるべく避けるべきと思われます。
 なお、授乳に関しては、生ワクチン・不活化ワクチンともに乳児に影響を与えないとされています。生ワクチンで特に風疹ワクチンウイルスは乳汁中に分泌され乳児に移行することがありますが、乳児の免疫に影響を与えるにはいたりません。


接種要注意者
 接種要注意者とは体質・その他でワクチンを接種するにあたって十分な注意を払う必要のある人をいいます。
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心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障害等の基礎疾患を有することが明らかな者
前回の予防接種で2日以内に発熱の見られた者、又は全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
過去にけいれんの既往がある者
過去に免疫不全の診断がなされている者
接種しようとする接種液の成分に対してアレルギーを呈する恐れのある者



心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障害等の基礎疾患を有することが明らかな者

  これらの基礎疾患にかかっている場合、体の免疫機能が弱まっていたり、免疫に影響
を与える薬が使われている場合があり、ワクチンを接種することで本来の病気が悪化す
る可能性があるため注意が必要です。

前回の予防接種で2日以内に発熱の見られた者、又は全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
 アレルギーの病気を持つ人が予防接種を受ける場合、ワクチンの副反応が強く出ることがあり慎重に接種をする必要があります。

過去にけいれんの既往がある者
 過去にけいれんを起こしたことのある人は、ときに異常な副反応をあらわすことがあるので注意が必要です。乳幼児期に起きる良性の熱性けいれんと、てんかんへと移行するものがあります。このような人が予防接種を受けるときは、けいれんを起こしてからどのくらいの期間発作が起きていないか、また予防接種の必要性や副反応の程度などを考慮する必要があります。

過去に免疫不全の診断がなされている者
 免疫不全のある人は病気に対する抵抗力が弱まっていて、生ワクチンの接種では異常な反応があらわれる可能性があり接種を避けることがあります。しかし免疫が十分保たれている状態では、感染予防のため接種を行うこともあります。

接種しようとする接種液の成分に対してアレルギーを呈する恐れのある者
 接種液中の成分に対してアナフィラキシー反応を起こしたことのある人には注意が必要です。卵・抗生物質(エリスロマイシン・カナマイシン)ゼラチン・チメロサール(保存剤)に過敏症のある人はこれらの成分を含有するワクチンの接種は不適とされています。


アレルギーと関連した添加物を含有するワクチン
成分 ワクチン
カナマイシン 麻疹、風疹、おたふくかぜ、狂犬病
エリスロマイシン 風疹、おたふくかぜ、狂犬病
鶏卵 インフルエンザ、黄熱
ゼラチン 狂犬病、ポリオ
チロメサール(保存剤) 二種混合、三種混合、破傷風、日本脳炎、B型肝炎、インフルエンザ


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